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2007年10月25日

Vol.24 横山光輝 三国志年代記

横山光輝 三国志年代記
横山光輝氏による名作漫画「三国志」をもとにした本作は、緻密な作戦を立てて敵国との勢力争いを繰り広げていく戦略シミュレーション。原作からのファンはもちろん、初めて「三国志」に触れる人もその壮大なドラマが楽しめます。
今回は、進行管理などを担当した塩沢敦と、プログラマーの川崎正人が「横山光輝 三国志年代記」の見どころをとくとご紹介!
――名作歴史漫画をもとにした本作ですが、お二人はもともと横山光輝氏の「三国志」のファンだったんですか?

塩沢僕達の世代は、学校の図書室に横山先生の「三国志」が並んでいたりと馴染みのある人が多いと思います。
開発スタッフの中ではディレクターの倉林さんがものすごいファンで(笑)。彼と比べると僕はただの読者レベルです(笑)。

川崎僕は今回このアプリの開発に関わってから横山先生の「三国志」にハマって、今自腹で文庫版を買い揃えているところです。

――漫画や小説など多くの関連作品が発表されている「三国志」ですが、その魅力や人気の秘密はどこにあると思いますか?

塩沢中国の長い歴史の中で「三国志」が特に有名で人気があるのは、その時代に生きた人物達がすごく個性的なキャラクターの持ち主だったことが挙げられると思います。
横山先生の「三国志」ではそれらキャラクター達が本当にいきいきと描かれているので、このアプリでもキャラクターの魅力をうまく表現することを課題のひとつとして捉えていました。

川崎確かにファンの中では「この武将が好き!」というキャラクターに対する思い入れはありますね。ちなみに僕は「関羽」が好きなんですけど(笑)。
あと数ある「三国志」関連作品の中でも横山先生の「三国志」がよく知られているのは、やっぱり元祖的な作品だからじゃないでしょうか。それこそ学校の図書室でこの漫画を読んで、それから「三国志」にハマった人はたくさんいると思いますよ。


――収録されているゲームシナリオは全部で5本ですが、どういった内容になっているんですか?

塩沢三国志時代には歴史の転機となる大きな事件がいくつか起きたんですが、その事件や区切りとなる戦いにスポットを当てて、年代ごとにゲームシナリオとして収めています。

――各シナリオには原作を反映したイベントシーンが収録されていますが、簡単に紹介をお願いします。

川崎シナリオをプレイ中に、「このタイミングでこのキャラ同士を戦わせる」といった特定の条件を満たすとイベントシーンが出現するんですが、中には出現するタイミングで何ターンかプレイしないといけなかったり、特定の場所にいなければならなかったりとか、ちょっと厳しい条件のものもあります。

塩沢イベントシーンは、漫画の印象的なシーンをカットインで表現しているんですけど、「このシーンは絶対に入れないとダメ!!」というディレクターのこだわりが発揮されているので、原作ファンの方は必見ですよ(笑)。

それに戦略シミュレーションとしてもかなり完成度の高いものになっているので、原作を読んでいない人でも十分に楽しめます。1本のシナリオでもいろいろな国を選んで何度でも遊べるように工夫しましたし、ボリューム満点です!
イベントシーンや演出は、あくまで原作ファンの方に喜んでもらいたいというプラスアルファの要素ですね。

――戦闘システムがルーレット方式なので、武将や物語といった事前知識がない人でも簡単に楽しめますよね。

塩沢ルーレットバトルという基本システムは、以前リリースした「三国志年代記DX」で好評だったものですが、武将の強さやバランスなど内容はかなり違います。
「三国志年代記DX」は、出た目の数値のみで勝敗が決まるという単純なシステムだったんですけど、今回は武将の数やそれぞれのステータスを細かく設定しています。

川崎旧作と比べてもかなりいろいろな要素が増えているのでまた違った印象で遊べると思います。もちろん武将の強さも原作の内容を反映させているので、原作のファンの方も満足してもらえると思いますよ。


――原作ファンもかなり意識した内容になっていますが、ライセンス元である光プロダクションの方から要望などはありましたか?

塩沢ゲーム内容やシステムに関しては特になかったんですけど、やはり漫画を題材にしているということで、グラフィックはかなり細かいところまでチェックしてもらいました。
キャラクターなどは、原作のコマを参考にデザイナーさんが描き起こしたものを毎回チェックしてもらっていましたね。

――戦略シミュレーションと言うと敷居が高いと感じる人もいるかと思いますが、初心者でも効率よくゲームを進められるコツを教えてください。

塩沢とにかく慎重に!! 地図をよく見て、攻め込まれそうなポイントや国境沿いは強めの武将で守りを固めて、中心から外側に領地を広げていくといいと思います。
攻め方としては、最初に「敵の体力を減らす武将」と「とどめを刺す武将」を見極めておくと効率がいいですね。武将の属性や地形も関係してきますし、攻める前には必ず自分と相手の状況を確認しておくことも大事です。

川崎このゲームには「伏兵」という戦術があって、空き領地だと思ってうかつに踏み込むと突然鐘の音が流れてけっこうビビります(笑)。「伏兵」に出会ってしまうとその後の戦闘でちょっと不利になってしまうことがあるので、「孔明の罠」に気をつけてくださいね!!
あとは自分の目押しのチカラを信じてプレイすること。でもルーレットをじっと見ていると数字が逆回転しているように見えてくるので、その状態になったら一度休憩してください(笑)。

――では、最後にユーザーへのメッセージをお願いします。

川崎「三国志」が好きな人はたいていお気に入りの武将や国があると思うんですよ。例えば僕は「蜀」が好きなのでいつも「蜀」を選んでしまうんですけど、たまに他の国を選んでプレイすると戦略が全然違ってくるので新鮮な感覚で遊べます。そういったところも魅力なんで、ぜひいろんな国でプレイしてみてほしいですね。
それと1度クリアしたシナリオには、少し難易度が高い「カードモード」が出現します。そのモードはルーレットではなくカードを使用して戦うので完全に目押しがきかないし、目にやさしいのでチャレンジしてみてください(笑)。

塩沢原作からのファンはストーリーの流れをご存知だと思うので、イベントシーンの出現を狙う楽しみがあると思います。
そしてまだ原作を読んだことがないという人にも「三国志」のおもしろさがじゅうぶん味わえる作品に仕上がっています。このゲームをプレイしてから原作の漫画を読んで、もう一度ゲームをプレイしたいと思ってくれると嬉しいですね。

川崎まさに僕がこのアプリで原作にハマるユーザーさんの先駆けです(笑)。ようやく文庫本6巻まで揃えたんですけど、自分でお金を出して買う価値はあると思いますよ!! ……って言っていると、どこからともなく僕に漫画が1セット届くかもしれませんね!?(笑)

ディレクター(倉林健治)より一言!
原作の大ファンだったので、このプロジェクトが持ち上がった時に「天が我に味方した!」と思いました(笑)。ファンならではの思い入れを込めたイベントシーンもありますし、何度でもプレイできる要素が充実しているので、ぜひ長く楽しんでください!
原作・横山光輝 ©光プロダクション ©G-mode
塩沢 敦 (G-mode)

1976年生まれ、家庭用ゲームの開発を経て2005年にディレクターとしてジー・モードに入社。「魔王カムパニー」のシナリオや「ダヴィンチストーン」、「スイートショップぷるぷる」などの進行管理を担当。
趣味はラーメン屋巡りで、こってりとんこつラーメンがお気に入り。
川崎 正人 (G-mode)

1983年生まれ、2006年にジー・モード入社。これまで「ソロモンの鍵 外伝」シリーズ、 「お絵かきロジックEX」、ソフトバンク版「数ロジック」のプログラムを担当。 最近は週に3〜4日の高ペースでダーツバーに通うほど、ダーツにハマっているとか。
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